2021.09.22 Wed企画書がすべてのはじまり

こんにちはプランナーの小笠原です。

新しいことを生み出し、形にする力の難しさについてです。

デザイン経験者あるあるなのですが、「全部任せた」と言われてデザインを提出した際に「これじゃない」と言われて再提出をくらうことがよくあります。

そして、どこを修正するべきなのか?をお客さんに聞いても答えは帰ってこないのです。何度も修正するうちにお互い疲れ、案件がポシャるなんて経験ないでしょうか。

私はその理由は「企画が甘い」ということが原因だと考えています。そもそも相手はデザインのプロではないので、なぜこのデザインになったのか必然性がわからないのです。

この必然性をお客様に理解してもらう際に必要なのが「企画書」です。なぜこのデザインなのか、自社の課題、外的要因、マーケットなどなどデザインに関わる要素のすべてに理由付けをして納得させる資料、それが企画書です。

お客さんはデザインと聞くと、外側だけしか見ません。いくらデザイナーの心に秘めていても明文化しないと納得してくれないのです。

企画書の定義は、目的がありそのために誰がどのようにどうやって完成まで持っていくのか。実務レベルまで落とし込み、金勘定も兼ね備えた資料です。

どうやって書けばいいの?と過去自分はぶち当たりましたが、様々な書籍やインターネットの記事に「誰が見ても仕事が完遂できる書類」であれば企画書と言えると結論に至りました。

つまり、案件によっては三行で終わる企画書もあれば、300ページになることもあるということです。決まったフォーマットもありません。

なので、臆することなく企画と企画書づくりをして、お客さんを納得させデザインを納品できるといいなーと願望を抱いている日々最近この頃です。

ちなみに企画書制作は莫大な時間がかかります。要素の検証から外的要因の分析など、頭を使うことがおおいですし、抜け漏れも許されないからです。A4で1枚のテキストオンリーの企画書でも2時間かかることがほとんどです。

以上、プランナーの小笠原でした。